中国語学習ジャーナルに量詞の使い方について投稿しました。

2015年2月13日

014 量詞を使った構文を身につけよう

 会話クラスでは、冒頭でレベルに合わせて少し近況を話してもらいます。何をどう言ってもいいのですが、レベルが少し上の受講者には、以下のような単純な羅列は禁止しています。

 我昨天买了毛衣,然后看电影,然后吃饭......(昨日はセーターを買って、それから映画を観て、それからご飯を食べて......)

 話をするときは一つの話題にこだわり、内容をころころ変えてはいけません。そのほうが表現力アップにもなりますし、コミュニケーションにおいても相手が話に入りやすいのではないでしょうか。こんな感じです。

 我昨天买了一件毛衣。是红色的,很好看。(昨日セーターを買いました。赤色で、とてもきれいです)

 さて、量詞には単に人や事物を数えるためだけでなく、後にどんな名詞が来るかを前もって説明する役割もあります。先に"件"を置くと後には服か荷物などが来ると予想でき、相手に伝わりやすくなります。さらに、話の冒頭で"买了一件毛衣"のように言うと、それは「さあ、これから買ったセーターについてお話しますよー」という意味合いが強くなります。その証拠に、羅列文のほうは話題が移っていくので量詞を言わなくて構わないのです。

 日本語訳を見れば分かるとおり、"一件"「1着」はふつう日本語には現れません。ですので、初級のうちからかなり意識的に使っていないと、この用法はマスターできません。こういうものこそ構文化して練習してほしいと思います。

 【動詞 +(一)量詞 + 名詞 → 叙述】

 数字は基本的に"一"です。ポイントは量詞自身にありますので、"一"は強く読む必要はありませんし、省略しても構いません。

 練習問題
中国語に訳して下さい。

 1)小説を読みました。先生が面白いと言っていたけれど、私は面白くありませんでした。

 2)駅前に店があって、この店のものはみんなとても安いです。

 3)映画を観ました。『KANO』という台湾映画です。

  練習問題の解答例はこちらへどうぞ。

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