中国語学習ジャーナルに「命令と、お願いと、名前」を投稿しました。

2015年1月15日

013 命令と、お願いと、名前

 日本語は「...しろ」と言えば命令、それを「...して下さい」と言えばお願いになり丁寧な表現になります。例えば、「座れ」は命令、「座って下さい」は丁寧な言い方ですね。

 中国語はどうでしょう。"坐"と言えば「座れ」、"请坐"で「座って下さい」になります。簡単簡単......と、そうは問屋が卸さないのです。実は"请"など使わなくても「座わって下さい」の意味になります。"请"だけが「...して下さい」の専売特許ではありません。

 では、どう言うかというと......"坐"と言います。これだけ? はい、これだけです。但し、席を勧める手振りをして、微笑んで優しく言います。そうでないと、「座れ」になってしまいます。

 中国語は、日本語のように命令とお願いがはっきり区別されていません。そこで、まず口調、表情、態度などのパフォーマンスが、日本語以上に言葉のニュアンスに大きく影響します。

 ある程度親しい間柄で、それを行うと相手に有益であれば、むしろ"请"を使わないほうが普通です。訪問を受けて"快里边坐"「中にお入り下さい」。料理を勧めて"多吃一点儿"「たくさん食べて下さい」など。そしてさらに敬意や親しみを強調するなら、"王老师,坐"、"张红,快里边坐"、"李先生,多吃一点儿"のように最初に相手の名前を呼びます。これだと、年長者に対してでも安心して"请"を省くことができます。

 

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